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さまざまな
知のつながりを、
デザインする。

Concept

近年、製品における形と機能を受け持つ狭い領域としての「デザイン」ではなく、組織の経営戦略やイノベーションにおいて「デザインの知」を活用していく動きとしての「デザインマネジメント」が注目されています。
特に、従来の狭義の技術的イノベーションだけではなく、未来への持続的な社会を拓くための社会的イノベーションのキーコンセプトとして、「デザインの知」が求められています。

現在「デザインマネジメント」に関して、マーケティング・製品開発・ものづくり・組織・人事・戦略立案・広報・プロモーション・CSRなどを行う現場ではさまざまな実践が行われていますが、そのさまざまな実践のなかで通底する「デザインの知」を問うような体系的な研究はまだそう多くありません。
研究を困難にしている理由として、対象領域が多岐に渡り、そこにさまざまな分野の知が複雑に絡み合っていることが考えられます。

そこで、立命館大学「DML(Design Management Lab)」では、「デザインマネジメント」に関する体系的な研究の実現を目指し、国内外の研究ネットワークの構築と、研究知見の交流・集積・発信の場づくりを積極的に行っていくことで、複雑に絡み合うさまざまな知を整理統合していきます。

「さまざまな知のつながりを、デザインする。」

DMLの活動に、どうぞご期待ください。

Contact

mail: 
電話: 072-665-2570(立命館大学OICリサーチオフィス)
住所: 〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150 立命館大学 DML

Research

Publications

  • 新しいリーダーシップをデザインする:デザインリーダーシップの理論的・実践的検討
    新しいリーダーシップをデザインする :デザインリーダーシップの理論的・実践的検討
    八重樫文, 大西みつる(著) 新曜社(2022年)
  • デザインマネジメント論のビジョン ーデザインマネジメント論をより深く学びたい⼈のために
    デザインマネジメント論のビジョン ーデザインマネジメント論をより深く学びたい⼈のために
    佐藤典司, ⼋重樫⽂(監修・著), 後藤智, 安藤拓⽣(著) 新曜社(2022年)
  • Special Issue on: Meanings of Design in the Next Era
    Special Issue on: Meanings of Design in the Next Era
    Kazaru Yaegashi, Rūta Valušytė, Alessandro Biamonti, and Yuuki Shigemoto(編) International Journal of Business and Systems Research, Vol.16 No.2 (2022)
  • 資本主義から価値主義へ ー情報化の進展による新しいイズムの誕⽣
    資本主義から価値主義へ ー情報化の進展による新しいイズムの誕⽣
    佐藤典司(著) 新曜社(2021年)
  • 日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化
    日々の政治 ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化
    安西洋之, 八重樫文(訳), エツィオ・マンズィーニ(著) ビー・エヌ・エヌ新社(2020)
  • デザインマネジメント論 (ワードマップ)
    デザインマネジメント論 (ワードマップ)
    八重樫文, 安藤拓生(著) 新曜社(2019)
  • デザインマネジメント研究の潮流 2010-2019
    デザインマネジメント研究の潮流 2010-2019
    八重樫文, 後藤智, 安藤拓生(編著), 立命館大学DML(著) 青山社(2019)
  • Innovation of Meaning and Product Service System
    Innovation of Meaning and Product Service System
    Satoru Goto (著) LAMBERT Academic Publishing(2017)
  • 突破するデザイン(OVERCROWDED 日本語版)
    突破するデザイン (OVERCROWDED 日本語版)
    安西洋之(監修), 八重樫文(監訳), 立命館大学DML(訳) ロベルト・ベルガンティ(著) 日経BP社(2017)
  • デザインの次に来るもの
    デザインの次に来るもの
    安西洋之, 八重樫文(著) クロスメディア・パブリッシング(2017)
  • デザイン・ドリブン・イノベーション
    デザイン・ドリブン・イノベーション
    佐藤典司(監訳), 岩谷昌樹, 八重樫文(監訳・訳) 立命館大学DML-Design Managemnt Lab-(訳) ロベルト・ベルガンティ(著) クロスメディア・パブリッシング(2016)
  • 複素数思考とは何か。 -関係性の価値の時代へ-
    複素数思考とは何か。 -関係性の価値の時代へ-
    佐藤典司(著) 経済産業調査会(2016)
  • デザイン・バイ・マネジメント
    デザイン・バイ・マネジメント
    八重樫文, 岩谷昌樹(著) 青山社(2014)
  • モノから情報へ ─価値大転換社会の到来
    モノから情報へ ─価値大転換社会の到来
    佐藤典司(著) 経済産業調査会(2012)
  • デザイン・ドリブン・イノベーション 日本語版
    デザイン・ドリブン・イノベーション 日本語版
    佐藤典司(監訳), 岩谷昌樹, 八重樫文(監訳・訳) 立命館大学経営学部DML-Design Management Lab-(訳) ロベルト・ベルガンティ(著) 同友館(2012)

論文

学会発表

Projects

  • DAM Test Design Attitude Measurement Test

    企業のデザイン力を測定するためのツールの開発

  • Design-Driven Innovation/Innovation of Meaningの理論構築

    Roberto Verganti氏(ミラノ工科大学教授)と協力して氏の唱える「Design-Driven Innovation/Innovation of Meaning」理論に関する共同研究を進めていきます。

  • 滋賀県伝統産業ブランド創造

    滋賀県内には多くの伝統産業がありますが、その大半は需要の低迷などから販売不振が続いています。
    DMLは、2010年より滋賀県の伝統工芸従事者と連携し、伝統産業をブランド化する実践を進めています。
    2015年にはこのプロジェクト「KIKOF」が、ADC(東京アートディレクターズクラブ)賞グランプリを受賞しました。

  • 企業の社会関係資本構築支援プログラム
    デザインのための基礎的研究

    人的・物的・財務資本といった経営資源に加え、「社会関係資本」が企業業績を向上させるものと期待されています。しかし、その構築の方法は一様ではありません。
    そこで、株式会社ファイブ・シーズ様と共同で、企業が社会関係資本を構築するために必要な支援プログラムをデザインしていきます。

  • デザイン志向型組織開発および人材育成のための研修プログラムの開発

    組織開発、人材開発コンサルティング事業において豊富な経験を持つ株式会社ヒューマンクエスト様と共同で、デザイン志向型の組織開発・人材育成のための研修プログラムのプロトタイプを開発します。
    開発した研修プログラムを企業向けに試験的に開講し、その検証を通して個人や組織のデザイン志向性ならびに、目指すべき人材・組織の特性を明らかにしていきます。

  • デザイン態度による組織ブランド構築方法論の検討

    株式会社ミサワホーム総合研究所様との共同により、「デザイン態度」の観点から既存のブランド構築方法論/フレームワークを批判的に検討し,デザイン経営の実践のために有用かつ,予測困難なVUCA環境に求められる,企業のブランド構築に関する戦略・組織的要件を明らかにします。

  • 次世代モビリティの社会的ビジョンの構築

    次世代モビリティについて、技術進化のプロセスに関する議論ではなく、その社会的意味を検討するための場が求められています。
    そこで、電気自動車普及協会(APEV)様と連携しながら、 多様な価値観を持つ人々の議論や意見を促す場をデザインしていきます。

  • 福井県若狭町熊川地域のソーシャルデザイン

    福井県若狭町様と共同で、地域資源の活用と、地域住民間・国内外の他地域・多業種産業・大学等の研究機関との交流促進による地域経済の活性化を図り、定住でき、世代間交流の中で住民が健康に暮らせる魅力的な若狭町熊川地域をデザインしていきます。

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