マザーレイクプロダクツ「KIKOF」が、
2015年度ADC賞グランプリを受賞

2010年から、DMLの佐藤典司教授と滋賀県の伝統工芸職人たちで進めている、デザイン性の高い伝統工芸製品づくりプロジェクト-マザーレイクプロダクツ「KIKOF」が、2015年度ADC(東京アートディレクターズクラブ)賞グランプリを受賞した。「KIKOF」は、2012年から東京のデザイナーユニット「キギ」の植原亮輔、渡邉良重両氏のデザインによって、信楽焼、近江の麻、長浜のちりめん、滋賀の材木を活かした木工製品などで展開しているブランドである。ADC賞は、グラフィクデザインやプロモーションデザイン領域で、年間の優れた作品に贈られ、グランプリはその最高賞で、今年度は応募総数約8500点の中から選ばれた。「KIKOF」は器などのプロダクトのみならず、ポスター、グラフィクデザイン、展示、マーク&ロゴタイプなどの総合的な評価でグランプリに輝いた。

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さまざまな知のつながりを、
デザインする。

近年、製品における形と機能を受け持つ狭い領域としての「デザイン」ではなく、組織の経営戦略やイノベーションにおいて「デザインの知」を活用していく動きとしての「デザインマネジメント」が注目されています。
現在「デザインマネジメント」に関して、現場ではさまざまな実践が行われていますが、体系的な研究はまだそう多くありません。研究を困難にしている理由として、対象領域が多岐に渡り、そこにさまざまな知が複雑に絡み合っていることが考えられます。
そこで、立命館大学「DML(Design Management Lab)」では、「デザインマネジメント」に関する体系的な研究の実現を目指し、国内外の研究ネットワークの構築と、研究知見の交流・集積・発信の場づくりを積極的に行っていくことで、複雑に絡み合うさまざまな知を整理統合していきます。

About

Concept

近年、製品における形と機能を受け持つ狭い領域としての「デザイン」ではなく、組織の経営戦略やイノベーションにおいて「デザインの知」を活用していく動きとしての「デザインマネジメント」が注目されています。特に、従来の狭義の技術的イノベーションだけではなく、未来への持続的な社会を拓くための社会的イノベーションのキーコンセプトとして、「デザインの知」が求められています。

現在「デザインマネジメント」に関して、マーケティング・製品開発・ものづくり・組織・人事・戦略立案・広報・プロモーション・CSRなどを行う現場ではさまざまな実践が行われていますが、そのさまざまな実践のなかで通底する「デザインの知」を問うような体系的な研究はまだそう多くありません。研究を困難にしている理由として、対象領域が多岐に渡り、そこにさまざまな分野の知が複雑に絡み合っていることが考えられます。

そこで、立命館大学「DML(Design Management Lab)」では、「デザインマネジメント」に関する体系的な研究の実現を目指し、国内外の研究ネットワークの構築と、研究知見の交流・集積・発信の場づくりを積極的に行っていくことで、複雑に絡み合うさまざまな知を整理統合していきます。

「さまざまな知のつながりを、デザインする。」

DMLの活動に、どうぞご期待ください。

Contact

mail
電話 072-665-2570(立命館大学OICリサーチオフィス)
住所 〒567-8570
大阪府茨木市岩倉町2-150
立命館大学 DML

Research

Projects

滋賀県伝統産業ブランド創造

滋賀県内には多くの伝統産業がありますが、その大半は需要の低迷などから販売不振が続いています。そこで、DMLでは、ブランド戦略の強化で低迷打開を目指すため、2010年より滋賀県の伝統工芸従事者と連携し、伝統産業をブランド化するプロジェクトを進めています。
Mother Lake Products Project >>

次世代モビリティの社会的ビジョンの構築

次世代モビリティについて、技術進化のプロセスに関する議論ではなく、その社会的意味を検討するための場が求められています。
そこで、電気自動車普及協議会(APEV)様、 株式会社読売連合広告社様、 株式会社自動車新聞社様と連携しながら、 多様な価値観を持つ人々の議論や意見を促す場をデザインしていきます。

Design-Driven Innovationの理論構築

Roberto Verganti氏(ミラノ工科大学教授)と協力して氏の唱える「Design-Driven Innovation」理論に関する共同研究を進めていきます。

デザイン・ドリブン・イノベーション 日本語版発売
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Amazonで購入する >>

企業・組織における
映像の有効活用に関する研究

株式会社サムシングファン様と共同で、企業・組織の活動の中で、映像を有効に活用した事例研究を進めていきます。
具体的な事例研究をまとめた書籍の執筆・出版を計画しています。

福井県若狭町熊川まちなか活性化

福井県若狭町様と共同で、地域資源の活用と、地域住民間・国内外の他地域・多業種産業・大学等の研究機関との交流促進による地域経済の活性化を図り、定住でき、世代間交流の中で住民が健康に暮らせる魅力的な若狭町熊川地域をデザインしていきます。

地域・学生・大学が連携した新たなコミュニティの創造

近年、地域経済の非活性が深刻な問題であり、空き家の増加や地域コミュニティの衰退への対策が急務になっています。
そこで、株式会社ミサワホーム総合研究所様・ミサワホーム株式会社様との共同により、地域・学生・大学のより良いつながりを創造し、大学が存在する地域コミュニティの新しいあり方をデザインしていきます。

企業の社会関係資本構築支援プログラム
デザインのための基礎的研究

人的・物的・財務資本といった経営資源に加え、「社会関係資本」が企業業績を向上させるものと期待されています。しかし、その構築の方法は一様ではありません。
そこで、株式会社ファイブ・シーズ様と共同で、企業が社会関係資本を構築するために必要な支援プログラムをデザインしていきます。

Publications

デザイン・バイ・マネジメント

デザイン・バイ・マネジメント

2014.9.3 発売

八重樫文・ 岩谷昌樹(著)
定価 2,160円(税込) 青山社(2014)

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マネジメントの領域におけるデザインとは
組織全体として最大限に活用すべき
貴重で希少な経営資源である
第1章 経験経済におけるデザイン・ベースの企業戦略
第2章 デザイン・ベースの企業戦略における「デザイン経験」のマネジメント
第3章 グッドデザインによるビジネスモデルの構築
第4章 イノベーションとデザインマネジメントの関連性
第5章 ファンタジー経済とデザインのWowファクター
第6章 コラボレーション経済におけるデザインとブランドの関係性
第7章 デザインによるブランディング
第8章 デザイン・バイ・マネジメント

「マネジメントの領域におけるデザインとは、組織全体として最大限に活用すべき、貴重で稀少な経営資源である。」
しかし、デザインを有効に活用し、その最大価値を創出している企業がまだそう多くない。
本書では、いままさにデザインを「最高の相棒」として市場を闊歩・席捲している企業のダイナミズムをつかまえて逃さず、そこに横たわる特性を活きのいいままに切り取り、描き出していく。

モノから情報へ (-価値大転換社会の到来)

モノから情報へ (-価値大転換社会の到来)

2012.8.20 発売

 

佐藤典司(著)
定価 2,700円(税込) 経済産業調査会(2012)

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価値大転換の大波の、原理原則を理解し、
自らの企業や、自らの生き方について正しくとらえた人々だけが、
未来に先んじる者となることだとう。(本文より−)
第1章 情報価値社会の到来
第2章 情報価値の特徴
第3章 崩壊する旧社会の仕組みと法則
第4章 こうすればうまくいく、情報価値社会のビジネス対応
第5章 情報価値社会を生き抜く個人的ノウハウ
第6章 情報価値社会のこれからと日本の進むべき道

「どうも商品が売れない」「会社で自分の能力が、じゅうぶん発揮できていないような気がする」「昔と違って、社会全体の仕組みが、まったく変わって来ているのではないか?」、こうした疑問や悩みに答えるのが本書である。その答えとは、『モノから情報へ』と、世の中が大変化を起こしているからだ、というのが筆者の考えである。
もちろん、情報社会という言葉なら誰でも知っているように、携帯電話やインターネットをはじめ、すでに私たちの身近なところだ。しかし、筆者に言わせれば、これはツールとしての情報を理解し、活用しているに過ぎない。そうではなく、現代は、生産され、利用され、私たちを取り巻いている社会のありとあらゆるものが、モノから情報へと大きくシフトしているのであり、また、そうした社会を動かしている仕組みそのものが、モノの原理原則から、情報の原理原則で動き始めている、というのが筆者の考えである。
例えば、今、企業が作っている商品自体が、情報の価値の塊となりつつある。家電製品やクルマは一見、モノに見えるが、その商品デザインやブランド力、広告で付加されたイメージなど、実際は、モノに付加された情報の価値で大きく売れ行きが左右されるのが、今日である。さらに、これがファッション製品や映画、ゲーム、メディア世界の商品となれば、それらに占める情報の価値の割合はぐんと高まる。
おそらく、そうした目で、もう一度自分たちの身のまわりを見渡せば、私たちの社会のその多くの部分が、情報の価値で作り上げられているかに気づくことだろう。また、その結果として、企業経営の仕方や、私たちの仕事ぶり、また、生活そのものが、モノの仕組みから情報の仕組み社会へと移りつつあることに気づくはずである。
しかも、そうした情報の性格は、これまでのモノの世界のそれとは一八0度違うのである。例えば、モノの価値は誰にでも、その使い勝手が同じところの絶対価値だが、情報は、それを受け止める人によってまったく価値の異なる相対価値である。これはほんの一例だが、こうした情報のもつ原理原則を知らずして、これからの仕事や企業経営、ひいては人生の送り方がうまくいくはずがない。
本書では、そのあたりの情報とモノのもつ本来的な性格の違い、モノ社会から情報社会へ移り変わりつつある状況、また、そうした情報社会を生き抜いていくためのノウハウなどを、わかりやすく解説してゆく。

デザイン・ドリブン・イノベーション

デザイン・ドリブン・イノベーション 日本語版

2012.7.10 発売

佐藤典司(監訳)、岩谷昌樹・八重樫文(監訳・訳)
立命館大学経営学部DML-Design Management Lab-(訳)
ロベルト・ベルガンティ(著)
定価 3,150円(税込) 同友館(2012)

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デザイン・ドリブン・イノベーションとは、
製品の特徴ではなく-意味を考え、
改良ではなく-革新的な変化を探求し、
既存のニーズを満足させるのではなく-ビジョンを提案することで、
イノベーションを追求することである。
第1章 デザイン・ドリブン・イノベーション
イントロダクション
第2章 デザインと意味
モノに意味を与えることでイノベーションを興す
第3章 急速な突進
デザイン・ドリブン・イノベーションを企業戦略に据える
第4章 技術が悟る瞬間
テクノロジー・プッシュとデザイン・ドリブン・イノベーションの相互作用
第5章 価値と挑戦
なぜ会社はデザイン・ドリブン・イノベーションに投資するのか,またはしないのか
第6章 解釈者たち
デザイン・ディスコースの研究
第7章 耳を傾ける
鍵となる解釈者を見つけ,引きつける
第8章 解釈する
自らのビジョンを展開する
第9章 話しかける
解釈者たちの魅力的な力を活用する
第10章 デザイン・ドリブン・ラボ
どのように始めるか
第11章 ビジネス・ピープル
最高経営幹部とその文化の重要な役割

訳者まえがきより

ロベルト・ベルガンティによる本書では,このデザイン・ドリブン・イノベーションは,市場ニーズに応えていくという漸進的な進歩ではなく,人々への提案を行うために急進的な変化を促すものと見なしている。言い換えると,ユーザー志向の「マーケット・プル」から“What(人々がいま使いたいモノ)”を提供するのではなく「テクノロジー・プッシュ」を伴いながら“Why(なぜこれが生活の中に欲しいのか)”を授けることで「意味」のイノベーションを達成するのである。そうした意味を創出するのが,まさにデザインの役割となる。

デザインの有するポテンシャルを最大限に引き出したいと願う企業マネジャーにとっては,本書で示されるような「デザイン・ドリブン・イノベーションの戦略(第1部)」と「デザイン・ドリブン・イノベーションのプロセス(第2部)」,そして「デザイン・ドリブン能力の構築(第3部)」を的確におさえることで,その突破口はきっと見つかるだろう。

論文

アーティスティック・インターベンション研究に関する現状と課題の検討

立命館経営学 第53巻第6号, pp.41-59, 2015.3
八重樫文・後藤智(2015)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/6209/1/be53_6yaegashi.pdf

デザインマネジメント研究の射程と課題― CADMC2013 の文献レビュー

立命館経営学 第53巻第6号 pp.113-140, 2015.3
安藤拓生・後藤智・八重樫文(2015)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/6213/1/be53_6ando.pdf

地域ブランド創造におけるデザインマネジメントに関する考察

立命館経営学 第53巻第1号 pp.1-20, 2014.5
佐藤典司・岩谷昌樹・八重樫文(2014)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/5530/1/BE531_sato.pdf

デザインによるブランディングに関する考察

立命館経営学 第53巻第1号,pp.53-73,2014.5
八重樫文・岩谷昌樹(2014)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/5532/1/BE531_yaegashi.pdf

コラボレーション経済におけるデザインとブランドの関係性

立命館経営学 第52巻第2・3号,pp.359-383,2013.11
八重樫文・岩谷昌樹(2013)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/5163/1/be52_2_3yaegashi.pdf

ファンタジー経済とデザインのWowファクターに関する考察

立命館経営学 第52巻第1号,pp.27-51,2013.5
八重樫文・岩谷昌樹(2013)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/4841/1/be52_1yaegashi.pdf

イノベーションとデザインマネジメントとの関連性についての考察

立命館経営学 第51巻第2・3号,pp.47-66,2012.9
八重樫文・岩谷昌樹(2012)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/3883/1/BE51_23_03yaegashi.pdf

グッドデザインによるビジネスモデルの構築に関する考察

立命館経営学 第51巻第1号,pp.59-82,2012.5
八重樫文・岩谷昌樹(2012)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/3511/1/be51_1yaegashi.pdf

デザイン・ベースの企業戦略における「デザイン経験」のマネジメント

立命館経営学 第50巻第2・3号,pp.35-55,2011.9
八重樫文・岩谷昌樹(2011)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/2924/1/be50_23_yaegashi.pdf

経験経済におけるデザイン・ベースの企業戦略に関する考察

立命館経営学 第50巻第1号,pp.67-86,2011.5
八重樫文・岩谷昌樹(2011)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/2917/1/be50_1_yaegashi.pdf

経営分野におけるデザイン概念に関する考察

立命館経営学 48(6), 43-62, 2010-03 
八重樫文(2010)

http://r-cube.ritsumei.ac.jp/bitstream/10367/1068/1/30015870_486_3.pdf

国際会議(refereed)

ANDO,T., Yaegashi, K. (2015).

The Ranges and Challenges for the Future of Design Management. The 16th EBES(Eurasia Business and Economics Society) Conference. (Presentation on May 29th, 2015, at Istanbul, TURKEY)

ANDO,T., Yaegashi, K. (2014).

Strategic use of context integration capabilities of the industrial designer. The 2015 International Congress on Economics, Social Sciences and Information Management (ICESSIM 2015). (Presentation on March 29th, 2015, at Bali, INDONESIA.)

Goto, S., Ishida, S., Yaegashi, K. and ANDO,T. (2013).

The Interact ion between Technologies and Meanings: What Kind of Technologies Contribute to Radical Meanings. 2nd Cambridge Academic Design Management Conference. (Presentation on September 4th, 2013, at Cambridge, UK)

Goto, S., Ishida, S. and Yaegashi, K. (2012).

Exploration and Exploitation of Meanings: The Interaction between Design Research and Technology Research.The R&D Management Conference. (Presentation on May 24th, 2012, at Grenoble,FRANCE)

Community

Staff

佐藤典司SATO Noriji

DML代表、エグゼクティブ・プロデューサー
立命館大学 経営学部 教授

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八重樫文YAEGASHI Kazaru

チーフプロデューサー
立命館大学 経営学部 教授

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後藤 智GOTO Satoru

ディレクター
東洋学園大学 現代経営学部 専任講師

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宮崎 聡MIYAZAKI Satoshi

ディレクター
兵庫ベンダ工業株式会社

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吉田二朗YOSHIDA Jiro

デザイナー
Primus design

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Researcher

池田 伸IKEDA Shin

立命館大学 経営学部 教授

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田中 力TANAKA Tsutomu

立命館大学 経営学部 教授

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吉田満梨YOSHIDA Mari

立命館大学 経営学部 准教授

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岩谷昌樹IWATANI Masaki

東海大学 政治経済学部 経営学科 教授

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山本重人YAMAMOTO Shigeto

川口短期大学 ビジネス実務学科 准教授

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重本祐樹SHIGEMOTO Yuki

ケンブリッジ大学 工学部 博士課程デザインマネジメント専攻

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安藤拓生ANDO Takuo

立命館大学 経営学研究科 博士後期課程

 

牧野 耀MAKINO Hikaru

立命館大学 経営学研究科 博士後期課程

 

Fellowship